「梓にこーんなカッコイイ男友達がいるなんて!さ、どうぞどうぞ」
「いやいや、お母さん。ありがとうございます~」
お母さんは、麦茶とコーヒー、ココアが乗ったお盆を机の上に置き、
「いえいえ~。海斗っ!!二人の邪魔しないようにね!!」
とニッコリ。
お母さんってば、イケメンに弱いんだから……。
「はぁ!?なんだよそれ!」
ムッとしている海斗を余所に耳元で『頑張るのよ、梓♪』と意味の分からない応援をして部屋を出て行った。
もう……お母さん、相変わらずだよ。
そう思ったのは、海斗も一緒みたいで意味もないため息をしていた。

