「いるよ」
はっきり聞こえた、海斗の声。
やっぱりそうか~。
海斗って転入して、早速恋に落ちちゃったんだ♪青春だなぁ。
お姉ちゃんとしては寂しいような、
先を越されたような、そんな気分だけど応援したい。
「そっかそっかぁ~。やぁーっと海斗も恋をしたんだね!お姉ちゃん経験はないけど、何でも相談してね!!話を聞くだけだったら出来るから」
「……は?」
ぽかん、と口を開ける海斗。
「……ん?どうしたの?誰なのよ~お姉ちゃんに教えて!」
「忘れてた。コイツ……こういう奴だったよ。俺がバカだった……」
「?」
海斗が1人でため息をつく理由がよく分かんなくて顔を傾げる。

