♥LOVE-AID♥~完璧BoYと内気GirL~




「ああ、ごめんね。天宮さんにまで迷惑かけて。
じゃあもう僕は行くよ」

「え……傘持ってないのに……」

「大丈夫、僕、実は持ってるんだ」


和泉君は濡れた鞄の中から、折りたたみ傘を取り出す。
持っていたのに、ワザと差さなかったってこと……?


なんで。どうして。


聞こうと思ったけど、聞いてはいけないような気がして、私はただうつむくことしかできなかった。



「車、呼ぶから君は心配しなくていいからね」

「い、和泉君……」


和泉君はそう言って、すぐに来た高級っぽい黒い車に乗り込んでいった。