♥LOVE-AID♥~完璧BoYと内気GirL~




「やだなぁ。そんなに驚くことないでしょうに」

「……貴方誰?」

「誰、とは酷いなあ。同じクラスメイトなのに」


……うっ。だっていつも顔を見てる人と言えば、担任の先生、和泉君、その周りの女の子ぐらいだったんだもん。


「ご……ごめんなさい」

「いやいや、そんな謝らなくていいよ!俺は一条 壱(いちじょう はじめ)。よろしくね♪」

「よ、よろしく」


苦手すぎる。
このノリも、風貌も。


私は早く会話を切り上げたくて、
すぐに目を合わせないようにした。