♥LOVE-AID♥~完璧BoYと内気GirL~




――まるで、和泉君が小さな子犬のガラス細工みたいに見えたから。



「……君まで濡れるだろ」


立っている私をぐいっと引っ張って、
強引にぴったりくっつく形になった。


「え、えええ!?」


そして、濡れた身体でギュっと優しく抱きしめられた。

背中に手を回されて、
私も自然に和泉君の背中に手を回す。

驚くほど彼の体温は低くて、私は胸が痛くなった。


ドクンドクン


和泉君の心臓の音が伝わり、
濡れた雨の匂いが鼻をかすめた。






「……消毒」

「え?」


和泉君は小さく呟くと、寂しい笑顔を浮かべて、身体をそっと離した。