♥LOVE-AID♥~完璧BoYと内気GirL~




「い……和泉君!?」


やっぱり和泉君だ。

制服姿でずぶ濡れになりながらも、雨をよけようともしない。
それに近づいてきた私を見ようともせず、ただ真っすぐ前を見ていた。


「傘もささないで……どうしたの?」


急いで和泉君の頭上に傘を差しながら、鞄の中からタオルを取り出した。
私は濡れちゃうけど、そんなの関係ない。

和泉君が風邪を引いたら大変だもん。


「早くこれで拭いて!」


私が彼の頬の雫をとるようにタオルを優しく拭くと、和泉君がビクっと肩を震わせた。