♥LOVE-AID♥~完璧BoYと内気GirL~




「姉貴、傘忘れんなよ」


玄関で、海斗が私の、ピンクの傘を渡してくれる。


「ありがとう」


ちょっと反抗的な弟だけど、心根は優しくて気を遣える良い子なんだよね。


「忘れっぽいからな、姉貴は」

「もう!こんなに降ってるのに忘れるハズないでしょ」


……いつも、一言多いけど。



「じゃあ、俺友達と学校行くからな、気をつけろよ。滑るなよ!!」

「滑らないわよっ」


そこまでドジじゃないってば!


海斗は玄関のドアを開けてくれて、そのまま友達の方へ向かった。


「さぁ……私も行くか」


お弁当も、クッキーも、教科書も準備万端。

私は肩にバッグをかけて、歩き出した。