そうそう。
海斗と言えば……
「結構海斗って女の子に人気あったよね」
「!?い……いきなり、何言い出すんだよっ!!」
海斗は飲んでいたコーヒーを吹きそうになっていた。
「ふふー。だってそうじゃん!私、ラブレター渡してくださいってお願いされちゃったこともあったし」
「う、うるせぇよ!朝からそんな話しすんな!!」
海斗は女の子にモテるくせに、恋バナにはめっぽう弱いんだよね。
えへへ。仕返し作戦大成功♪
「何笑ってんだよ、姉貴っ!」
「ううん。別に?」
「お前なぁー!!」
海斗がそう叫んだ瞬間、
「海斗、うるさい」
いつも静かに新聞を読んでいるお父さんがキィっと睨む。
「……わーったよ」
クールな家の大黒柱には、誰も反抗しないのです。
でもお父さんは本当はすごく優しくて、
お母さんももちろん、
いつも悪態をつく海斗だって、私も大好きなんだ。
4人が集まる朝ごはんと夜ごはんは私にとっても、すごく大切な時間なの。

