「う……うるさいなぁ。これは人にあげるものなんだから」
「へぇ~……姉貴にもそういう奴いるんだ?」
ニヤニヤしながら、海斗はパクリと黒コショウが振ってある目玉焼きを食べる。
「あ、当たり前でしょ!」
「姉貴の性格だとまだ友達出来てねぇと思ってた」
「……そ、そんなことないよ!で、出来たもん」
――い、一条君っていう友達はね!!
……女友達はまだ出来てないけど……。
「ふうん?」
まだニヤニヤする海斗に、私はさっと話題を変えた。
「じゃ、じゃあ、海斗はどうなの!?友達たくさん出来たの?」
「俺?当たり前じゃん。どこぞのウジウジ女と違って、俺はすぐに馴染めたぞ」
「あ……あっそ」
ウジウジ女じゃないもん、バカ。

