♥LOVE-AID♥~完璧BoYと内気GirL~




「天宮さんって本当に……、何て言うか純粋培養だよね」

「へ?」

「何で今日僕が屋上に呼び出したと思う?」


くすくす笑う和泉君だけど、いつもの優しそうな雰囲気はどこにもなくて。
胸が苦しくなった。


心配そうに鳴くココアを見ながら、私は返事が出来なかった。


「ねぇ……理由、言ってなかったでしょ、僕」


……理由。
屋上に呼び出した理由。


そういえば、私は和泉君に聞かなかったし、和泉君もあの時言わなかった。

そんな疑問は緊張で吹っ飛んでいた。



「……本当はね、理由あるんだよ」

「……ど、どんな?」

「さぁ……何だと思う?」



ニヤリと顔を歪める和泉君。


私はこの時、

初めて和泉君が怖いと思った――。