「ひーっ。助かったね、転入生ちゃん♪」 「あ、ありがとう……」 どうなることかと思った……。 「でも、どうして此処が分かったの?」 「ん?ああ、簡単だよ。転入生ちゃんいつもすぐ帰ってるイメージなのにさ、今日に限って教室残ってたから、取り巻き連中が呼び出しそうなところ一応回ったらビンゴってわけ」 「そこまでしてくれたの?本当にありがとう。嬉しい……」 「いいってことよ!」 ニカリと太陽の下で笑う一条君に、私は彼への苦手意識は全くなくなっていた。