「あれあれー?子猫ちゃん達そこで、何やってんの?」
ノリの軽そうな明るい声が聞こえた。
「「「壱君……っ!!!」」」
身軽そうに飛び出してきた一条君に、
周りの女の子は一斉に青い顔をした。
「一条君……」
なんで、此処にいるんだろう?
でも、すごく助かった……。
ホッと胸を撫で下ろすと同時に心の中で感謝した。
「壱君違うの……っこれは……」
でも私とは対照的に山本さんといつも一緒にいる神埼さんが気まずそうな表情を浮かべている。
「神埼ちゃんみたいな可愛い子が、こういう下品なことしちゃダメでしょ?」
そんな彼女に優しく、一条君は諭した。
「ご……ごめんなさい」
――こないだ言ってたモテるって話、あながち嘘じゃないんだ。と私はここでようやく気付いた。

