「顔、赤いね。大丈夫?」 急に明るく、でも心配そうに声をかける和泉君。 「だ、大丈夫……だよ……」 しどろもどろに返事をすると、満足そうにニコリと笑った。 「そっか。じゃあ、食べちゃおうか?」 「あ、う……うんっ!」 和泉君はさっきまでの色気や艶っぽさがなくなり、 いつもの王子様みたいな雰囲気に戻った。 さっきの和泉君は、幻……? それとも妄想……? いやいや。 だって、さっきまで触れられていた髪の感触。 まだ残ってるもん……。