またトクンと胸が高鳴る。 和泉君って、王子様みたい。 髪の毛は女の子みたいにサラサラしてて身体は華奢だけど身長は高いし、物腰柔らかだし。 毎日毎日、女の子が寄ってくる理由が……あ。 そういえば。 私は一気に冷水をかけられた気分になった。 「いつもの女の子達……大丈夫だったの?――山本さんとか」 お弁当とか毎日作って、和泉君の席にみんな集合してたのに。 「ああ。今日はいらないって言ったんだ」 「そっか……良かった」 お弁当、無駄にならなくて済んだんだね。