「お、おかえり‥!」 私はまた 造り笑い。 「あら、零音‥」 「母さん、おかえり」 お兄ちゃん‥‥ 「あらぁ昴!格好良くなっちゃって!」 「昴、勉強はできているのか?」 「はい、父さん」 私たちの父は昔から勉強に厳しかった。 だから私の行く学校も決められてて‥しんどかった。 お兄ちゃんもお父さんの勉強が厳しすぎて一時期荒れてたっけ?ww 「昴っ!楓斗はドコかしらっ」 母の甲高い声が 倍加した。 「そうだそうだ!楓斗はドコだ?」 父も嬉しそう。