両親が帰ってくる朝。



いつも道理、暇をしていた私はなにも考えずボーっとガラス越しの空を見ていた。




今日‥帰ってくるんだよね。




嬉しくなんかない。

いつもあの人たちが帰ってくると、私は不幸になるんだ。



でも今回は

今回だけは違う。




そう勝手に思い込んでた





だって


だって





楓斗がいるから‥。



楓斗がつけてくれたピアスに触れる。



デート‥楽しかったなぁ




また行きたいな‥‥。