それから、食事も喉に通らなくなったけれど、心配してくれる人なんて居ない。 楓斗もお兄ちゃん 帰ってこない。 家にいると辛くて 学校には行くものの 保健室で1日を過ごす。 もう、ダメだ‥‥ 保健室に置いてあった 1本の医療用のハサミが目に入る。 私に勇気があれば‥ 今までなんど悔やんだだろうか。 全てをやり投げにしてしまいたい。 春美チャンを思い浮かべる度に、涙が止まらない。