楓斗は部屋には行るなり、置きっぱなしでいた手紙に手を出した。 ヤバイッ‥‥!!!! そう思った時 時すでに遅し‥‥ 「零音‥これ‥‥」 「あ、あはは!ヤダよね〜ストーカーとか‥!私、そんなにモテちゃってたり??‥‥‥なんて‥‥‥‥‥‥」 わざとポジティブに考えてみた。 こうでもしないとまた楓斗に心配かけちゃうし‥ 作った笑顔を楓斗に向けていたはずなのに、何故か頬から伝う生ぬるい感触‥‥。 「やだ、私‥‥‥」 慌てて拭ったその正体は紛れもなく涙だった。 なんで泣いてんだろ‥