コウくんが玄関にとぼとぼ歩いてく姿がシンと重なった。
猫背だったからか、ただ無理矢理重ねようとしてか。


「コウくん!」


「ん?」


「ついてくよ」


「おぅ」


コンビニに行くまで会話は無く、ただ2人で静かに移動しただけ。
コウくんは何を話したらいいかわからなかっただろうし、私は本当に何も考えていなかった。

空はどうせ真っ暗だったんだろし、街灯はどうせ道を照らすし、信号は赤から青になり、また赤く光る、何も変わらない。


何も変わらないから、考えることなんかない。私も変わらなければよかった。またどうせ元にもどるだけ。
シンのいなかった時の私にもどるだけ。