それからコウくんと一緒に家に帰った。


家中に充満しているであろうシンの臭いが私には感じれなかった。

ここ数日なにも食べていない。
お腹がすいたとかはもうどうでもよかった。
最後に生きた彼にふれたのはいつか。
それはどこにふれたのか。


彼の身体中にめぐっていた血液は、彼を動かしていた脳みそは、神経は全てもう無くなった。
ただの骨、ただの塵。


ただの塵。