――――――――― ―――――― 「どうしてこんなとこにいるの??」 「帆那はね、ここでいつか迎えにきてくれる王子様を待ってるの。」 「王子様??」 「帆那ね、お母さんが読んでくれたお話が大好きなの。だからね、そのお話みたいに王子様が迎えにきてくれるの待ってるの。」 「なら俺、帆那の王子様になる。」 「え??」