少しの間沈黙が続いてそれに耐えられなくなった私はさっきから気になっていた事を聞いてみた
「タキ、さっきミリアが言っていた“テル”って誰の事だ?」
あぁっとタキは私の方に向き直り少しハニカンだ顔で言った
「僕の妹の名前だよ」
「テルって言うのか?」
そうだよ、可愛い名前でしょ?
なんて、笑顔を見せるタキに
またクラクラしそうな衝撃をうけた
「まー、テルが元気ならそれで良いよ。そろそろアタシ達も帰るよ
ほら!姉貴もそんなアタシの後ろに隠れてないで!」
「あうあぅ〜し…失礼しましたぁ」
私はまた、レイアを見ていたら
ビクッとして直ぐさま部屋を出ていってしまった
あれ?私何かしたかな?
戸惑っている私を見たタキは
「あはは、レイアは人見知りなんだよ」
気にしないでね?と苦笑した
「タキ…妹さんは、もう治ったんだよな?」
「?そうだよ?これも和泉のお陰だよ、ありがとう」
「それは良かった……
じゃあそろそろ私も帰るとするよ」
ベッドから降りた私は部屋のドアを開けようとしたらいきなり
「そういえば、和泉って何処に住んでるの?
あんな山奥に居たけど、狩りでもしてた?」
この男…私がそんな狩りなどと原始的な事をするはずがないだろう
イラッとしながらも玄関まで送ってくれたタキにお礼を言ってドアを開けたら…
森だった
ん?ここは何処だ?
いや…その前に私はこの場所を知らない…
運んでくれたのは、タキだった
一歩もドアから離れない私にタキは、どうしたの?と聞いてきた
「タキ、私を助けようと運んでくれたのは良いが…ここ何処だ?」
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