好きって、言いたいの。

「あ、もうこんな時間...」


腕時計を見た横倉くん。


始めて話したのに、ぜんぜん気まずくなかった。


楽しかった。


「...ありがとう」


「ん?」


何のことかわかってない横倉くんに、もう1回言う。


「楽しかった。ありがとう」


ベンチから立ち上がって、頭を下げた。


横倉くんも、頭を下げてくれた。