生返事をして、取りあえず中身を見ようとした。切れ目があり、上部と下部に分けられるのだろうとしたが。 「あ、れ……」 開かない。 溶接でもしてあるのか、両端を引っ張ってもびくともしなかった。開けゴマとでも言うべきか。 「小狐丸は所有者の殺意で始めて抜ける業物でな。仮にも、それを持ち、警察に見つかったところで抜けはしない。形見であり、溶接してあるとでも言えば、銃刀法違反にはならないだろう」 「殺意、ねぇ……」