「昨晩も言った通りに、私は目に写るモノにしか手を伸ばせない。現段階がお前。可哀想なのはお前だ」
「……」
ありゃりゃ、同情されちったよ。甘ったるいからまたコーヒーを飲んでしまった。
「僕は同情されるような人間じゃないのになぁ」
「世間一般からすればそうだろうな。私がおかしいのかもしれん。……だが、私は修正したいと思った。行動理由はそれだけで十分だ」
有言実行な先生だ。
カウンセラーからか、きっと人とは違う価値観を持っているのだろうか。いや、その前に魔法使いなんだから人間として捉えていいかも危ういが。


