「でも、何かあったら」 デモデモ、とお前はどこに武力行使に行くのかとツッコミたいが、すべるだろうと心の中で留めておこう。そうしよう。 「心配なさるな、雫殿。拙者はヤワではござらぬ」 機転を効かせて不安を笑いにしようと、時代劇にも使えないような棒読み乙のセリフをぴーぴー吹いたが、雫の表情は変わらない。す、すべったーっ。 「何かあったらすぐに言うんだよ。ウチはそーちゃんの味方だから」 「立派な護衛だよ、雫は」