「なら、いいけど……」
伏し目がちになるが、当人が言うならばと雫は引いた。ま、数日経てばまた同じことを言われるだろうが、僕もまた同じことを言ってやる。トカゲの尻尾みたいに、危うくなったら切り離して逃げおおせるさ。
「そだ、気分転換にさ、遊ぼうよ。そーちゃんとプリクラ撮りたい」
「女子高生か、お前は」
「いいじゃんー、そーちゃんといっぱい写真撮りたいのー」
「言うが、僕はプリクラを写真とは思っていない。変装道具の一部だと思っている」
目を大きく見せ、顔をスリムにし、肌の色まで変える変装道具だ。ブログにあるプリクラ写真で騙された野郎はたくさんいるだろう。どんまい。


