ただ神様はそんな僕を更に波乱万丈の渦へと巻き込みたいらしい。 「ありゃ、見逃してくれるんですか」 名前の次は、明日の単語に着目した。 明日の予定とはつまり、明日の僕の自由制限を示す。 「見逃してくれないんじゃありませんでしたっけ」 「見逃しはしない。ただ、それはお前を警察に入れることではなく、“私の興味”からという意味だ」 「んん、文脈が……。おかしいな、文系気取ってたんだけど」 「ならば率直言おう。明日、暇があれば、私の職場に来てほしい。住所は渡した名刺に書いてあるから」