今日も今日とて僕は僕をコロシます



「魔法使いだよ、私は。偉くなどない。それに、会いたがっているお前を無視できないだろう。私はお前を救うと言ったのだから」


「それが神様なんですよ、僕にとっての」


僕が会いたいと言ったわけじゃない、近い内に捕まると分かった時に『先生に会わなきゃ』と思っただけだ。


それを感じたのはついさっき。なのに、何の情報網を使ったのか先生は僕が警察に連れていかれたのを知り、きっと僕が――


「小狐丸については気に止めることはない。あれはもう、私の手に帰ってきたから」


僕の心理を見抜く先生は言う。


会いたいというよりは返さなきゃが正しいか。


小狐丸で人を殺してしまった以上、警察に家宅捜索なんなりされてそれが見つかれば、話は自然と『どこで手に入れたのか』になろう。