「私は、あんたを信用している。ただ、あんたはどこかルールを守らない節があるからいけねえんだ、これがなぁ。
肩入れする相手を見つけては、妙な無茶をしやがるから、油断ならない。
まあ、過程はどうあれ結果は最善だから大目に――“私が見ていないこと”に関しては探りはしないが、もしもの時は覚悟しておくこった」
「肝に命じるよ。ああ、せいぜいお前に見つかる馬鹿な真似はしないさ」
「ハッ、言ってろ」
友達雰囲気というよりは腐れ縁雰囲気の会話だった。
憎まれ口なのに、それがあってもまた近い内に茶でも飲み交わすような。
刑事さんに至ってはもろ敬語剥がれていたし、先生も歳上おやっさんに同年代のような接し方をしている。
変わった二人と思いつつも、会話は終了らしく刑事さんが軽く手をあげ去っていった。


