今日も今日とて僕は僕をコロシます



逃れられないと思った。どんなに嘘で飾ろうとも、犯罪者ならばこの刑事さんは見抜く。


感情に任せて行動するならまだしも、嘘(心理)を見抜いても証拠(物証)にはならないからと法に乗っ取り、相手を確実に捕まえるためにも冷静に行動する。


刑事に相応しい人格者に目をつけられた僕の余命はもう間もなくかな。


適当にかわしても、明日あたりにはまた別の証拠を見つけて追い詰めてきそう。


まあ、別にいいんだ。猶予は一日だけで。この刑事さんに捕まるのもまたいい。


「……、あれ」


そこで気づいた。

道が違う。
てっきり、刑事さんは僕の住所調べるなりはしたから、道を教えなくても真っ直ぐに家に送ってくれると思ったのに。