今日も今日とて僕は僕をコロシます



悪を組み伏せるのが正義だ。


しかして特撮ヒーローが悪を倒すのが当たり前のように、本人(ヒーロー)からしてみれば“みんなを守る”という行為に正義感を持っていない。あるとすれば使命感だ。


なのに悪が定着してしまった世の中は正義を尊ぶ。特別と。

現実社会ではその悪は自分たちと同じ“人間”で、またいつか自分もちょっとした拍子に悪ともなるのに。


優しいだけじゃ現実は成り立たないけど、こんな嫌な世の中になったのは紛れもない人間の手で。


世界を作るのは人間だ。だから今の世界は悪と正義の対局がいて当たり前と――争いあって当然と作られている。


刑事さんは悪を捕まえるのは正義からなる行為ではなくて、人間として当たり前のことだと、“こんな仕組みを作った尻拭い”だと刑事さんは呼吸するように犯罪者を追い詰めていくのだろう。