「“竹山の部屋”から発見されました」
「あいつの……」
なんで捨てたはずのものが、あの豚の部屋から――って、うわー。まじか。
そうかと分かるあたり、僕も犯罪者脳なのだろう。
「竹山の部屋にはゴミ袋がいくつもありましてね」
「汚い部屋ですね」
「ええ。ただ妙な話、どのゴミ袋の中身も、“竹山が使わないような物ばかり”が捨てられていましてね。まるで、“拾ってきたかのよう”な。
そんなゴミ袋が部屋の隅に、ご丁寧に日付つきで置かれてあった。捨てられることもなく」
そりゃあ、わざわざ拾ってきたものを捨てることはしないだろう。
あいつ、僕の捨てたはずのゴミ袋を盗んだらしい。
いや、所有を放棄したからには盗むとは正しい言い方ではないが、僕だけのゴミ袋を狙い、持ち帰り、あさったり、スーハーしたりと、満足いくストーカー行動をしていたらしいな。おえ。


