「この竹山は、あなたにストーカー行為をしていたそうですが、それはいったいいつ頃からでしょうか」
「……さあ。いつの間にかとしか。気づいたらと名のつく時でいいなら、ここ1ヶ月内ですね」
「実際には二ヶ月以上も、あなたに粘着していたみたいですよ」
「え」
「あなたの住むアパートの近くに、おとぎ壮という古いアパートがあるのはご存知ですか」
「まあ……」
部屋の窓から見える位置にあるアパート。別に用事もないので近寄ったりなどしていない、特に気にしない建物がなぜここに出るのか。
机の上で指を組み、刑事さんは続ける。
「竹山はこのおとぎ壮二階の201号室に二ヶ月前に引っ越してきたらしいのですよ、これが」
「……」


