今日も今日とて僕は僕をコロシます



(二)


なんというか、カツ丼を食べたくなる一室に通された。


灰色の色合いしかない壁と床。真ん中と壁際に机があり、一つは取り調べ、一つは調書記入のさいに使われるもの。


壁に埋め込まれた鏡つきが何ともリアルすぎる。あれはマジックミラーで向こう側はこちらを見ているんじゃないだろうかと、なるべく鏡を見ないようにした。

まんまドラマ。
ドラマの再現率はかなり信用できるじゃねえかと思う。


事件当初は僕と雫はまず病院に行ったのだ。ああ、あの豚もか。


僕は無傷だが、雫の付き添いで離れず、病院に来た警察に二三話して、その時にケータイ番号も教えた。


まあ、いくら現行犯と言えども、後から詳しく事情を聞くために連絡先を聞いてきたんだ、こうなるのは当たり前。