もうあの豚は現行犯もいいとこだろうに。
それでも何か捜査がつまる部分があるのか。まあ、日本の法律は被疑者に弁護をつけるほど過保護なんだ。
徹底的に罪をあらわにしようと、事件当日に聞いていた僕のケータイ番号に連絡したとこだろう。というよりかは、あの豚に竹山という名前があったのかと思ったのが先だった。
「分かりました。そちらに行きますよ」
『いえ、今からでしたら、丁度、巡回中のパトカーが近くにいますので、それを向かわせます』
「はあ……」
変な違和感だった。
警察がパトカーを半ばタクシー代わりに使うなんてあるのか。
僕の住所もケータイ番号と一緒にあちらに教えたので、迷うということはない。
ついでとしてのお荷物ならそんなこともあるのかと思えるが……僕が見てきた刑事ドラマに証言聞くためにパトカーを向かわせるなんてあったか。


