「私の性根はそこまで曲がってはいない。リサイクルショップ――というよりは、他人が使ったものには念が宿り、それが魔法使いにしては何というか……絵画を見るに近い娯楽なんだよ」
「スピリチュアルのオーラみたいなものですか」
「まあ、どうとってもらっても構わない。愛着持つものほど“綺麗な形”に見えてな、リサイクルショップなんかに売る時点で愛着は薄いのばかりだが、時にはお宝もある」
「そのかき氷機も」
「ああ、いや。これは本当に珍しさからだ。特に何も宿ってない」
「リサイクルショップでお宝探すはずが、近場にあったものに手を出したわけですね」
「だな。それも私の悪い癖だ。目的ついでに無駄な出費をしてしまうが、骨董品巡りよりはマシだ。
実を言えば、骨董品を扱う店の方が、前の持ち主ないし作り手の愛着がよく出るから、お宝というのに遭遇しやすいんだが」


