今日も今日とて僕は僕をコロシます



まかり間違っても、僕の目がおかしくなったわけじゃない。ぱっちりおめめだ。


「ん?隠れてないで出てきたらどうだ」


緑のツタが、壺に戻る蛇みたく地面に潜る最中、女性はこちらを見た。


うひゃあと逃げ出せば、死亡フラグだろう。だって明らかに普通ではなさそうだし。


半ば諦めて、そうして無害ですよーの意味を体で表現し、女性の前に立った。