まかり間違っても、僕の目がおかしくなったわけじゃない。ぱっちりおめめだ。 「ん?隠れてないで出てきたらどうだ」 緑のツタが、壺に戻る蛇みたく地面に潜る最中、女性はこちらを見た。 うひゃあと逃げ出せば、死亡フラグだろう。だって明らかに普通ではなさそうだし。 半ば諦めて、そうして無害ですよーの意味を体で表現し、女性の前に立った。