今日も今日とて僕は僕をコロシます



トタンだが瓦だか分からないような屋根に、年代物の木で作ったような軒先。


武家屋敷ほど立派ではないが、よくテレビであるような田舎家だ。


ばあちゃん家と言いながら、僕の祖母はもう死んでいるし、その家もここまで年期を感じさせない。

一般的イメージとしてあるばあちゃん家がそこにあった。


「意外ですね。魔法使いだから西洋チックだと思っていたのに」


「喧騒がない静かな場所が好きでな。ついで、ここは“隠れやすい”から」


確かにこんな地に住んでいたら、誰からも認知されなさそうだが、それなら先生は山籠りでもするはずだろう。


かつて、ラノベ中毒だった僕が思うに、魔法使いとして住みやすく、外敵から悟られない土地に違いない。当たっていたら賞金希望、なければ洗剤でも可。どっちみち答え合わせをする気はないが。