『対話はお前次第だ』
なら対話をしたくないに一票だ。
「睡眠薬でも盛って、殺しやすいようにしてくれません?」
『それでは、意味がなくなる』
「意識あるままに、問答無用で殺せと?」
『お前の“思うがまま”にやればいい』
思うがまま、がやけに耳に残った。
思うがままならば、きっと僕はそいつを殺すだろう。
「分かりました。ああ、でも、取り逃がして警察行かれるのは嫌ですから、変装道具貸してください」
『希望は?』
「無希望なら全身タイツ、希望は……あー、袴なんてあります?男性用着物で。あのぶかぶかだったら僕の体型隠せるだろうし」
若干の僕の願望入り。和服ってなかなかにそそられたから、希望が素直に出た。


