今日も今日とて僕は僕をコロシます



なのに何故逃げないか。理由は簡単。女性が、謎の生命体を撃退していたから。


女性の足元からツタがはえていた。緑色でムチみたく、襲いかかる化け物を叩き落としていた。


自動ハエタタキみたいだ。女性はただ立っているだけで何もしていない。


なんど打たれようとへこたれない精神を持つ化け物の健気さにほろりともならなずに、その様子をじっと見ていた。