今日も今日とて僕は僕をコロシます



自称、人外さんを殺せるらしい。


だが、持ち主が武術関連に特化していないために、すぐに敗れるだろうが。


通りで、どんな刃よりも綺麗に切れるわけだ。


骨をちょいちょいついただけで、つつっと簡単に刃先が通るだなんて、ダイヤモンドカッターでも無理であり、こいつならダイヤモンドも切れそうな気がした。

貧乏人だから宝石なんかないため、試しようがないけど。


「――少し、吸血獣さんとやらの意見を聞きたいのですがいいですか」


前触れもなく興味はわくものだ。


男は食事の手を止めて、了承をする。


「人外さんから見て、僕は人間とはかけ離れてますかね」


人間を殺す殺戮犯。この前、テレビのコメンテーターが僕を人間じゃないと言っていたから、本場の人外から見て、僕はどう映るのか。


――そちら側と同族なのかが気になった。