ドアを開けると、智貴くんに優太くん、そしてシュウちゃんがいた。



「ねえ、純也くん。流れ星なんて、見えるの?」


結菜ってば、すっかり興奮気味じゃん。



「見えるんだって。しかも、今夜は天気がいいから、いっぱい見えるぽいよ?」



4人の後ろを、私とシュウちゃんは、少し離れて歩く。


みんなで見るのもいいけど、やっぱり、シュウちゃんと二人きりがいいなぁ。



そう思っていると、


「杏、こっち」


シュウちゃんが手を取り、別の道へ引っ張った。