どれくらい、ここに居るのか。 たぶん、それほど時間は経ってないと思うけど…。 「それにしては、なんだか暗くなってない?」 見上げると、さっきまでは陽が差してたのに、薄暗くなっている。 「ヤバイかも。戻ろう…」 そう思って、立ち上がった時だった。 バリバリバリ―― 心臓が、止まるんじゃないかってくらいの雷が鳴り、突然雨が降ってきた。