「あれ?!オウ、学校来てたん?」

あたし、みんなによく間違われるけど
下の名前
オウって読む。

「うん、上行っとってん!」

「なるほど!つか、お昼にしよ!腹へった!」

「ほんまそれなぁ♪」

机をくっつけて食べ始める2人。


今一緒にお昼食べてるのは、
幼なじみの
相楽絢芽。アヤって読んでる


2人でご飯をとっ…
‐バシッ‐
「ぃたぁ!」
振り替えるとレンがいた…

改めて見る顔は超カッコイイと思った

でも
超ヤンキー…


1度強がったものはあたしの性格上、引き戻せなかった…

ってかさっき
関わらんとこって思ったところやのに…


「何?食べてる途中やねんけど!」

「え?ちょっと、オウ?あんた誰に向かって…」

「へ~!お前、下ん名前、オウっちゅーん?」

必死にアヤをなだめるあたし。
「アヤ、大丈夫やで。つか、レンのせいでアヤがビクついてるんやけど、どうしてくれんの?」

「は?!んなの、知らねぇ!」


「…あんた、そんなんやから友達いないんちゃうん?」

「阿呆か!いるわ!今日来とらんだけやわ!」


「はぁ…。いちいち声ウルサい!…で?何のよう?」

「…お前、放課後残れ!じゃな!」

はぁーーー?!
イヤやわ!
何それ?嫌がらせ?


「…オウ、桜井と、友達?」

「…や、ちゃう~!あいつ、朝、あたしが寝てんの邪魔して来たヤツ。」

「へ~。つかさ、思ったんやけどさ、桜井めっちゃ顔いーやん♪」


「えっ!アヤ、レンに惚れた?」

「かも~!顔のみやけどな!(笑)」

「あはは~!顔のみか!かわいそ~(笑)」



「あ、オウさぁ、午後の授業出ぇへんのやったらさ、うちも屋上つれてってや!」

出ぇへんけど
またあいつ居るんちゃうかなぁ…

まぁいっか!
なんか
気に入られたし!

「ん。い~よ♪行こかぁ!」



あたしとアヤは午後から屋上へ行くことになった