「…つかさ、
実際のところ、
オウは桜井のことどう思ってんの??」
「俺も知りたい!」
「…わかんない」
はぁ…
つかそんなの、
あたしが知りたいよ!!
「…わかんない、か。桜井かわいそっ!」
「俺、かわいそっ!」
だって…
わかんないもんはわかんないんやもん!!!!
あたしが黙ってると…
「じゃあ、
オウは、桜井が
他の誰かと付き合ってもいいん?」
…そんな質問ズルい
だって、
いいわけないやん!
仮にも付き合ってるし、
なんか特別な存在やし、
でも、
好きとはなんかちゃう…
「…じゃあな、
オウは俺と付き合いたくなかった?」
レンの質問に、
思いっきし首をふる
今は。
嫌じゃない、ねんな~。
「…最初はな、
めっちゃめちゃ嫌やってん。
…ムチャ言い合いした人と次の日から付き合うとか。
でもな、
レンの、あたしに対する気持ちとか聞いて、
なんか向き合ってみよ、とか思ったりして。
あたし、付き合ったこととかなかったし、
どうすればいいんかわからんだけやから。
レンを嫌いとかちゃうから///」
…なんか、
“嫌いじゃないけど
好きじゃない”
そう、自分に押し付けてるみたいで
“好きじゃない”
って
自分で思う度にちょっぴり嫌な気分になる。
…レンを、
好きになってる自分がいる…
「良かったな、桜井~!オウ、好きになっていってるで♪」
「相楽~♪聞いてくれてさんきゅうな!」
「お安いご用よっ!」