……待たせてる、んだよね、私。 もう、付き合って1年以上経つし、 周りでも、そういう話、聞くようになったし。 そういうことがあってもおかしくはないんだろうけど……。 いい機会だし、ちゃんと話しておこう。 そう決意して、私は口を開いた。 「大輔くんとね、そういうことするのがイヤなわけじゃないの。 ただ、学生なのに、妊娠したら困るなぁって思ってて……」 すると、大輔くんは、ふと足を止めた。