2人の陰陽師〔前半〕

この狐たちも運のつきね…。


「襲うことをやめて、危害を加えないって言うなら見逃してあげる」


正直言って、浴衣のままで戦うのはキツイ。


早く動けないし。


『でも、かてば巨大な力が手には入るんだ! 絶対かってやる!』


そう叫んで狐火が飛んできた。


それを術を使って、跳ね返したり、消したりした。


蓮と一緒に戦っていると要領が悪いので、一匹ずつ相手にする。


狐火が色んなとこから飛んできて、近づけない。


どうしようか…。


そうだ、疲れさせるまで狐火を投げさせてみようっと。


自分の周りを結界で囲み、防御を重視。
辺りは煙だらけ。


『これで終わりだ!』


狐は今まで投げてた、狐火よりはるかに大きい狐火を出して、あたしに投げた。

直径約、2メートル位。


これを受けたらひとたまりもないや。


でも、今のあたしには関係ない。



だって狐火を放った方向にあたしは“いない”んだもん。