2人の陰陽師〔前半〕

「えぇぇぇぇ~!?」


驚くのも無理ないか。


驚きすぎてルナが固まっている。


だ、大丈夫か?


「蓮、うしろ!」


「つっ……」


太一の声で狐の妖怪の攻撃に気づく。


でも気づくのが遅くて、腕を少し切ってしまった。


服の上から血がにじむ。


ルナを守れてよかった。


「蓮!? ごめん!あたしぼーってして足手まといになっちゃった…」


「大丈夫だ…。それより早く逃げろ」


これ以上戦いに巻き込みたくない。


ルナだけは。


俺はなぜかそう思ったんだ。


「ねぇ、蓮。あっちが二匹ならこっちも2人でいいよねぇ?」


「なに言ってるんだ? 確かにこっちには2人以上人数はいるけど、戦える奴は俺しかいないだろ?」

ま、まさかルナも戦うって言うきじゃ…。