2人の陰陽師〔前半〕

暴走したルナはどんどん、太一と梨奈から離れていく。


いや、離れる作戦はあったけど、なんか違う…。


うかうかしてると俺までルナとはぐれそうだ。


「おい!ルナまて!」


やっとの思いで手を掴んだ。



「ほぇ?蓮?」


「ほぇ?じゃないだろ!暴走すんな!」

俺の言葉で気がついたのか、顔が見る見るうちに青ざめていく。


「ごめん!あたしのせいで太一と梨奈とはぐれちゃった…」

ルナの顔は今にも泣き出しそう。


「大丈夫、作戦が早くなっただけだし。でも暴走すんなよ」

なだめるようにルナの頭に手を置いた。

「ごめんね。……ありがと、蓮」


ルナの泣き出しそうな顔が笑顔になってよかった。



「じゃあ、屋台見て歩くぞ」


「うん!」


そして俺達は屋台を見て歩いた。